【大会・イベントレポート】常陸太田で日本初のドライブインeスポーツイベント、市内小学生7人が参加

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 常陸太田市の山吹運動公園駐車場で8月8日と9日の2日間、日本初となるドライブインeスポーツイベントが開かれた。主催は常陸太田市。企画・運営はIT会社の「アプリシエイト」(本社 水戸市三の丸)。

 同企画は、新型コロナウイルス感染症の影響による旅行などの外出自粛を受け、自家用車で映画鑑賞をするという新しい楽しみを経験してほしいと企画されたもの。同誌主催の「親子でドライブインシアター&ドライブインeスポーツin山吹運動公園」の一環。

 8日には、映画上映前に事前応募で出場権を得た地元の小学生7人が「ぷよぷよeスポーツ」で対戦し、技を競った。同市出身で作曲家、作詞家、編曲家のマシコタツロウさんがMCを担当。

 日頃から、マインクラフトなどをプレイするという男子児童は「お母さんに勧められて参加を決めた。ゲームは毎日1時間くらいやっている。緊張するけど楽しみ」と笑顔を見せた。

 対戦は、Aブロック、Bブロックに分かれ、4人で1戦を実施。対戦の様子は、会場の特設モニターに映し出され、児童の家族をはじめ、ドライブインシアターの観客らが車内から楽しむ様子が見られた。

 1回戦の各ブロック上位2人が決勝に進出。男子児童2人、女子児童2人が決勝に駒を進め、熱戦を繰り広げた。

 優勝した男子児童は「緊張したけれど、優勝できてよかった」と顔をほころばせた。2位の男子児童は「2回戦は(みんな)意外と強かった」と悔しさをにじませた。

 「ぷよぷよeスポーツ」が初体験だという3位と4位の女子児童はそれぞれ「初めてで難しかったけれど、みんなで(ゲームを)やって楽しかった」「決勝に行けたことが記念だなと思った」と話した。

 表彰式終了後は、MCのマシコさんと優勝した男子児童が対戦。結果は、男子児童が圧勝。マシコさんが「練習してくるからまた(対戦を)やろう」と話すと、男子児童は、はにかみながら頷いた。

 FPSなどのゲームをプレイするというマシコさんは「常陸太田市出身ということもあり、地元を盛り上げるための力になればと思いMCを担当させていただいた。ドライブインeスポーツの取り組みは日本初と聞いている。地元で日本初の取り組みに関われることが誇らしい」と笑顔を見せた。

 「通信環境が発達し、子どもから年配の方まで楽しめるのがゲームの魅力。観客のいる中で、緊張感を持ち、一発勝負で技術を競うという点やメンタルの強さが必要だという点はeスポーツがただの『ゲーム』ではなく『スポーツ』と言われる部分ともつながる。今後、5Gなどが広がり、もっともっとeスポーツの世界が広がるのでは」と期待を寄せる。

<関連リンク>
2020年8月8日・9日にドライブインシアターを開催します!(常陸太田市ホームページ)
http://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/page/page006428.html

投稿日: 2020年8月19日

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